その15:同じ場面の他者の行動を観察して学ぶこと

(2011.11.21)

■同じ場面の他者の行動を観察して学ぶこと

体験学習によるリフレクションの第三要素は、「人のふり見てわがふり直せ」のことわざ通り、他人の行動の観察である。当然何十人も受講者がいれば自分よりじょうずに面接や説得をできる人もいるだろう。あるいは部分的には学ぶ点もあろう。こうしたものを、上記のように現実の利害がかかっていないから、比較的素直に認め、受け入れるのである。こうした場面は、一般に人の「手の内」であるから、めったにお目にかかれるものではない。それだけ貴重な情報が得られるのである。そして、アセスメントの、会社側からの人材評価の側面としては、この点がひじょうに重要となる。同じ状況設定の面接演習を行った場面を、相互に見るのだから、ずいぶんといろいろわかってしまう。つまりは納得感だ。それが4つの節目の場面に及ぶのだから多くの情報がフィードバックされることになる。

■時間割

前述の4場面を体験学習することがアセスメント研修そのものである。時間割としては、3日か2日である。4場面全部をみっちり体験すると3日である。なかなか3日間時間が取れない場合には、演習場面を圧縮して2日にする。本質は同じだが、むろん3日の方が、ゆったりと自分をふり返る時間は長く取れる。

■実際の演習に入る前の留意点                                                   
やがて前置きの話を終えて、このあと研修が実際の演習に入る前に、受講者にお願いしたい三つの留意点、心構えをお話している。
  ①   自然体でのぞむこと
  ②   役割になりきること
  ③   正解指向にならないこと(自律と自己責任)


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